院長より

1950年 北海道夕張市生まれ
1980年 北海道大学医学部卒業
国立札幌病院、国立循環器病センター、北海道大学医学部附属病院、北海道脳神経外科記念病院で、心臓血管外科、脳神経外科領域の集中治療と生活習慣病の診療に携わってきました。今は心筋梗塞や脳梗塞の予防に重点を置いています。

 私は卒業後2年間麻酔とペインクリニックの研修をした後、国立循環器病センターのレジデントとして心臓大血管手術の麻酔および集中治療の専門的なトレーニングを受け、同センターと北大病院で7年間集中治療に専従しました。
 心臓大血管手術の多くは動脈硬化性疾患が対象です。鶏の脂のような真黄色の脂肪にこってりと覆われて心筋がまったく見えない心臓や、切開した大動脈の、おからのような粥腫がボロボロと剥げ落ちてくる内壁を見るにつけ、こんなになる前に何とかできなかったのかという思いがつのりました。その経験から、今は内科医として動脈硬化の原因である高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病をしっかりと治療し、心筋梗塞や脳梗塞を予防する仕事をしています。
 手術が終わったばかりの心臓は弱っていて、十分に血液を送り出す力がありません。しかし脳や肝臓、腎臓など重要な臓器に血液が行き渡らないと今度はその臓器が障害に陥ります。体全体がギリギリの状態で生きていますから、些細な異常が直ぐに生命を脅かす問題に発展します。集中治療の中で、心臓を大切にし、かつ全身の小さな問題も見逃さずに対処する診療姿勢ができたと思っています。
 私の診療の基盤は西洋医学の粋とも言える集中治療医学にありますが、東洋医学はもう一つの診療の柱です。研修医時代に鍼治療を経験し、2000年に北大前クリニックの本間行彦先生が主宰する勉強会に参加して本格的に漢方医学の勉強を始めました。北海道脳神経外科記念病院で漢方診療を取り入れ、当麻町立診療所でカゼ、慢性疼痛、更年期障害、アレルギー、心身症などに漢方診療の幅を拡げてきました。
 生活習慣病を全体として治療するためには東洋医学が欠かせないと確信するに至り、西洋医学と東洋医学を融合した医療を実現するために2005年4月に玄気堂桑園内科クリニックを開業しました。

院 長 杉 本  久
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